ビジネス向けICTツールを理解しよう
SNSなどのICTツールは、今やビジネスシーンでも大いに活用されています。今後は行政でもBYOD(Bring Your Own Device;個人保有の携帯用機器を職場に持ち込み、それを業務に使用すること)が推奨されると考えられ、ICTツールの活用がより重要となる事は必至です。
ここでは、それぞれのICTツールの利点、活用できる状況をご紹介したいと思います。
当時MITの学生だった、ドリュー・ヒューストンがアラシュ・フェルドーシと設立したサービスで、2011年に日本語に対応しました。GoogleドライブやMicrosoftのOnedriveなどの類似サービスが猛追していますが、それでも圧倒的に使われているオンラインストレージサービスです。
専用のフォルダにファイルをドラッグ&ドロップするだけで、データの共有・動機が可能で、特徴的なのは、おそろしくスムーズなファイル同期です。PCでもモバイルでも、シームレスに作業環境を持ち運びできるので、仕事の効率が跳ね上がります。
ストレージには「招待する」機能があり、データ量が重いファイルなども、メールに添付して送ることなく共有できます。
クラウドコンピューティング時代の黎明期に誕生した最強のオンラインストレージサービスです。
Slack
Slackは、Searchable Log of All Conversation and Knowledgeのアクロニムで、「すべての会話と意見をあとから見やすく整理する」という意味があります。
日本人になじみ深いLINEに似たサービスですが、メッセージのやりとりは、ワークスペースと呼ばれる閉鎖型の空間で行われるので、外部に会話が漏れる心配がありません。
通話やビデオ会話にはやや不向きですが、ビジネスチャットアプリとしてはかなり使い勝手の良いサービスです。
チャンネルと呼ばれるチャットルームを自由に開設できるので、複数のプロジェクトの管理に向いています。
英語で短い挨拶(最近どう?みたいな)を意味するWhat's up?を文字った名前で、世界で最もユーザー数の多いチャットアプリ。LINEはWhatsAppよりも後進のサービスなので、LINEはこれのパクリです。
チャット機能自体は日本人には若干使いづらいですが、特筆すべきは通話の品質の高さです。LINEの通話機能は音質が最低ですが、WhatsAppの通話品質は通常の電話と遜色ありません。
また、電話帳にいる人であれば、通話中にグループ通話に追加することが可能で、打合せ中に一度電話を切り、誰かに確認してまた電話する、というような手間がなくなります。チャットアプリというより、通話アプリとして非常に優秀です。
Google Keep
まるで画面に付箋を貼るように、メモすることができる便利なアプリです。メモの内容は、Googleアカウントで同期されるので、どこでメモをとっても、端末からでもPCからでも見ることができます。
また、TODOリストを作ることもできるので、一日の予定を立てるのにも便利です。
また、このメモはほかのユーザーと共有することもできるので、誰かと共同で作業をする必要がある場合に、ある仕事が終わっているかどうかを電話などで確認する必要がないので、非常に便利です。
Google ドキュメント/スプレットシート/スライド
オンライン上でWordやExcel、Power point とまったく遜色ないアプリを利用できるサービス。はっきりいって、Officeがいらなくなるレベル。
Googleドライブに自動で保存されるので、どこにいても内容を確認、編集できます。
そして当然のように誰とでも共有できるので、いちいち更新した後メールするような手間がなくなります。
パワポでデータを作ったはいいが、容量が重くて送る方法がない、というようなことはもうありません。
Google カレンダー
言わずと知れた最強のカレンダーアプリ。
Googleグループを使用すれば、複数のカレンダーを登録・同期できるので、少人数ならビジネス用途としてもまったく問題なく使用できます。
以上のビジネス向けICTは強力なビジネスツールです。
是非活用して業務の効率を上げましょう!